赤ちゃんとのお出かけ

赤ちゃんとのお出かけ持ち物チェックリスト|準備の順番と外出時間別の目安

赤ちゃんとのお出かけは、準備だけで疲れてしまうことがあります。「何を持てばいいか」「どれくらい持てば足りるか」は、赤ちゃんの月齢や外出の長さ、行き先によって変わるため、決まった正解はありません。この記事では、目的と帰る時間を決めるところから始めて、持ち物のチェックリスト、外出時間ごとの量の考え方、バッグの詰め方、家族と共有するメモまでを順に紹介します。

制作:株式会社Akatsuki 読了 約10分 公開

準備は「目的」と「帰る時間」を決めるところから

持ち物リストから考え始めると、「あれもこれも」と荷物が増えがちです。先に外出の目的と帰る時間を決めておくと、必要な量や休憩の回数が見えてきて、荷物を絞りやすくなります。

目的はひとつに絞る

買い物、健診、家族との待ち合わせ、気分転換の散歩など、その日いちばん済ませたいことをひとつ決めます。用事を詰め込むほど移動と待ち時間が増え、赤ちゃんの眠る時間や授乳の時間と重なりやすくなります。ほかの用事は「余裕があれば」に回しておくと、途中で帰ることになっても気持ちが楽です。

帰る目安と「切り上げる合図」を決めておく

「お昼寝の前には家に着く」「授乳を2回したら帰る」など、時間か出来事で帰る目安を決めておきます。あわせて、赤ちゃんがなかなか泣きやまない、親が疲れてきた、天気が崩れてきたなど、予定より早く切り上げる合図も決めておくと、その場で迷わずに済みます。

赤ちゃんの生活リズムから時間帯を選ぶ

普段、機嫌がよい時間帯や、眠くなりやすい時間帯をメモしておくと、出発時間を決めやすくなります。移動中に眠ってくれると楽な場合もあれば、着いた先で起きていてほしい場合もあるので、目的に合わせて選びましょう。

月齢ごとにどこまで出かけてよいか、体調が気になるときに出かけてよいかといった判断は、この記事では扱いません。かかりつけの医師や、自治体の保健師などに相談してください。

持ち物は「普段使うもの」から確認する

お出かけ用に特別なものをそろえる前に、家で毎日使っているものを思い浮かべます。外出先で困るのは、たいてい「いつも使っているものがない」ときだからです。次のチェックリストを、ご家庭に合わせて足したり削ったりして使ってください。

基本の持ち物

  • おむつ(外出時間に予備を足した数)
  • おしりふき
  • おむつ替えシート(台に敷く使い捨てや布のもの)
  • 使用済みのおむつを入れる袋(においが漏れにくいもの)
  • 着替え一式(肌着・服・靴下)
  • 汚れた服を入れる袋
  • タオル・ガーゼ
  • 母子健康手帳、健康保険の資格が確認できるもの、医療費助成の受給者証など、普段持ち歩いているもの
  • 親の携帯電話と、行き先の情報をメモしたもの

授乳・ミルク・食事まわり

母乳の場合は、授乳ケープや前開きの服など、授乳しやすい服装も準備のうちです。ミルクの場合は、粉ミルク、哺乳びん、お湯の用意の仕方を先に決めておきます。

厚生労働省が紹介しているFAO/WHOのガイドラインの概要では、粉ミルクの調乳に使うお湯は70℃以上に保つこと、調乳後2時間以内に使わなかったミルクは捨てることが示されています。外出先でお湯をどう確保するかは、行き先の設備によって変わるので、事前に確かめておきましょう。

  • 授乳ケープ、または授乳しやすい服
  • 粉ミルク(1回分ずつ小分けにしたもの)と哺乳びん
  • お湯を入れた保温できる水筒、または行き先の給湯設備の確認
  • 離乳食を始めている場合は、食事とスプーン、食事用エプロン
  • 飲み物(赤ちゃんの分と親の分)

液体ミルクや市販のベビーフードを使う場合は、商品に書かれた使い方・保存方法に従ってください。

あると助かるもの

  • お気に入りのおもちゃや、音の出にくいおもちゃ
  • ウェットティッシュ・ティッシュ
  • ビニール袋を数枚(濡れ物やゴミの仮置きに)
  • 体温調節できる羽織りものやブランケット
  • 交通系ICカードなど、すぐ出せる支払い手段

親自身の持ち物も忘れずに

赤ちゃんの荷物を優先すると、親の飲み物や常備薬、充電器などが後回しになりがちです。親が疲れたり体調を崩したりすると、外出そのものが続けられなくなります。自分の分も同じリストに入れておきましょう。

外出時間別に「どれだけ持つか」を考える

おむつや着替えの量は、「何枚」と決めるより、普段の使用量から数えるほうが実際に合います。次の表は、外出の長さごとに考えたいことをまとめた目安です。数は家庭によって違うので、表の考え方を使って自分の家の数を出してください。

外出の長さ別・持ち物の考え方
外出の長さおむつ・着替え授乳・食事気をつけたいこと
近所で1時間ほど 普段の交換1回分に予備を少し。着替えは1組 外で授乳しない予定でも、1回分の準備があると安心 荷物が軽い分、雨や暑さなど天気の変化に備えるものを忘れずに
半日(3〜4時間) 外出時間を普段の交換間隔で割った回数に、予備を足す。着替えは上下1〜2組 授乳や食事が1〜2回入る前提で、場所とタイミングを決める 休憩場所を行き先で1か所以上決めておく
1日 半日の考え方で数え、途中で買い足せる場所も調べる 授乳・食事の回数分に加え、帰りが遅れた場合の分も考える 荷物が重くなるので、家族と分けて持つ・車に置くなどを考える

数の出し方の例

計算メモの例(半日の外出)

外出する時間:10時〜14時(4時間)

普段のおむつ替え:だいたい2時間おき → 2回

予備:もれや急な汚れに備えて+1〜2枚 → 合計3〜4枚

着替え:汚れやすい時期なので上下2組

一度この形でメモしておくと、次からは外出時間を書き換えるだけで済みます。月齢が進むと交換の間隔も変わるので、ときどき見直しましょう。

季節によって足すもの

暑い時期について、こども家庭庁は、こどもは汗をかく機能が未熟で暑さの影響を受けやすいこと、身長が低いため地面からの照り返しの影響を強く受けることを伝えています。帽子、通気性のよい服、こまめな水分補給の準備を考えておきましょう。

寒い時期は、屋外と屋内の温度差が大きくなります。厚着1枚で済ませるより、脱ぎ着しやすい羽織りものやブランケットで調整できるようにしておくと、暖房の効いた室内でも対応しやすくなります。

バッグの詰め方と、持ち運び方

同じ荷物でも、詰め方しだいで外出先での動きやすさが変わります。赤ちゃんを抱っこしたまま片手で取り出す場面を想像しながら詰めていくのがコツです。

3つのグループに分けて詰める

  • すぐ出すもの(外側のポケットや上のほう):おしりふき、ガーゼ、支払い手段、携帯電話
  • ときどき使うもの(真ん中):おむつ、授乳やミルクの道具、飲み物
  • もしものとき(底のほう・袋にまとめる):着替え、予備のおむつ、汚れ物用の袋

おむつ替えに使うもの(おむつ・おしりふき・シート・袋)を小さなポーチにひとまとめにしておくと、ポーチだけを持っておむつ替えの場所へ行けます。

ベビーカーと抱っこひもで変わる持ち方

ベビーカーの場合は、荷物は決められた収納場所に入れ、ハンドルに重いバッグをかけないようにします。載せ方の詳しい注意は、ベビーカーでの買い物の記事でまとめています。

抱っこひもの場合は、両手が空くリュックや斜めがけのバッグが使いやすいでしょう。消費者庁は、抱っこひもを使っているときに物を拾うなどで前にかがむ際は、子どもを手で支えるよう呼びかけています。中身を落とさないよう、バッグの口は閉じておきましょう。

あわせて読みたいベビーカーで買い物に行くコツ|安全な荷物の載せ方と店内・帰り道の動き方

帰宅したら、その日のうちに補充する

使ったおむつや着替えを補充し、「使わなかったもの」「足りなかったもの」をメモしておくと、次の準備が短くなります。お出かけ用のバッグを決めておき、中身を入れたままにしておくのもひとつの方法です。

休憩場所と移動ルートを出発前に調べる

持ち物がそろっていても、授乳やおむつ替えをする場所が見つからないと困ります。行き先が決まったら、公式サイトのフロアマップや館内サービスの案内で、授乳室、おむつ替えの場所、エレベーターの位置を確かめておきましょう。

電車やバスで移動する場合は、乗り換えの駅のエレベーターの位置や、混雑しやすい時間帯も合わせて考えます。設備の場所や利用時間は変わることがあるので、久しぶりに行く場所はあらためて確認してください。

  • 授乳室・おむつ替えの場所と、利用できる時間
  • ミルク用のお湯が使えるか
  • エレベーターの位置と、段差の少ない入口
  • 行き帰りの途中で休憩できそうな場所
  • 雨や暑さのときに入れる屋内の場所
あわせて読みたい授乳室・おむつ替えの場所の探し方|出発前の調べ方と見つからないときの対処 あわせて読みたい赤ちゃん連れで電車・バスに乗るとき|ベビーカーの乗り方と混雑・ぐずり対策 あわせて読みたい子連れのお出かけで休憩できる場所|候補の見つけ方と休む時間の組み立て方

家族や手伝ってくれる人と共有する出発前メモ

誰かと一緒に出かけるときや、途中で合流するときは、予定と持ち物を共有しておくと当日の判断がぶれにくくなります。口で伝えるだけでなく、メッセージで送っておくと、あとから見返せます。

そのまま使えるメモの例

出発前メモの例

行き先:駅前の商業施設(用事は子ども服の買い物だけ)

時間:10時出発、13時ごろ帰宅。眠そうなら早めに帰る

休憩場所:3階の授乳室。おむつ替えは各階の多目的トイレにもある

荷物:おむつ・着替えは黒いリュック、ミルクの道具は手さげ

予定を変えるとき:メッセージで連絡する

役割を分けておく

「抱っこと授乳の担当」「荷物と支払いの担当」「移動の経路を調べる担当」など、役割を分けておくと、ふたりとも同じことをして手が足りない、という場面が減ります。家族に頼みにくいときは、頼みたいことを具体的にしておくと伝えやすくなります。

あわせて読みたい育児を手伝ってほしいとき|頼む相手の選び方とお願いを整理する7項目

外出先で体調が気になったとき

外出中に赤ちゃんの様子がいつもと違うと感じたら、無理に予定を続けず、涼しい場所や静かな場所で休みます。休日や夜間に、受診したほうがよいか迷ったときは、子ども医療電話相談(#8000)で相談できます。実施時間は都道府県によって異なります。緊急だと感じたときは、迷わず119番に連絡してください。

手が足りないときの選択肢

ひとりでのお出かけでは、会計や荷物の出し入れなど、少しだけ手が足りない場面があります。家族や友人に同行を頼むほか、施設のスタッフに声をかけるのもひとつの方法です。だっこのわは、抱っこや育児を手伝ってほしい親と手伝いたい地域の人をつなぐアプリとして公開の準備を進めており、まずは親がその場にいる短時間のお手伝いを中心に考えています。いまは実際の依頼には使えません。

よくある質問

赤ちゃんとのお出かけで、おむつは何枚持っていけばいいですか?

決まった枚数はありません。外出時間を普段のおむつ替えの間隔で割った回数に、もれや急な汚れに備えた予備を足すと、自分の家に合った数が出せます。途中で買える場所があるかも調べておくと安心です。

着替えは何組必要ですか?

短い外出なら1組、半日以上なら上下1〜2組がひとつの考え方です。吐き戻しやおむつもれが多い時期は多めにし、汚れた服を入れる袋も一緒に用意しておきましょう。

粉ミルクのお湯は外出先でどうすればいいですか?

保温できる水筒にお湯を入れて持っていくか、行き先に給湯設備があるかを事前に確かめます。厚生労働省が紹介しているガイドラインの概要では、調乳には70℃以上のお湯を使い、調乳後2時間以内に使わなかったミルクは捨てることが示されています。

荷物を減らすコツはありますか?

外出の目的をひとつに絞り、帰る時間を決めると必要な量がはっきりします。帰宅後に「使わなかったもの」をメモしておくと、次から持たなくてよいものが分かります。

生後何か月からお出かけしてよいですか?

赤ちゃんの体調や生まれたときの状況によって違うため、この記事では時期を示していません。かかりつけの医師や、自治体の保健師などに相談してください。

まとめ

  • 持ち物を考える前に、外出の目的と帰る時間、切り上げる合図を決める
  • おむつや着替えは、普段の使用量と外出時間から数え、予備を足す
  • バッグは「すぐ出す・ときどき・もしも」に分け、おむつ替えの道具はポーチにまとめる
  • 授乳室やエレベーターの位置は公式情報で調べ、出発前メモで家族と共有する
Related

子育ての「少し助けて」を、
あなたのスマホに。

だっこのわは、抱っこや育児を手伝ってほしい親と、手伝いたい地域の人をつなぐアプリです。

だっこのわについて見る アプリは公開準備中です。現在は実際の依頼には利用できません。