赤ちゃんとのお出かけ

赤ちゃんとショッピングモールへ|下調べ・時間帯・館内の回り方のコツ

天気に左右されず、授乳室や休憩できる場所もそろっていることが多いショッピングモールは、赤ちゃん連れのお出かけ先として選ばれやすい場所です。ただ、広い施設ほど「授乳室が遠い」「エレベーターが混んでいて乗れない」「駐車場で荷物と赤ちゃんを抱えて困る」といった場面も起こります。この記事では、出発前の下調べから、時間帯の選び方、館内の回り方、駐車場での注意、手が足りないときの頼り方までを順にまとめます。

制作:株式会社Akatsuki 読了 約9分 公開

ショッピングモールが向いている理由と、つまずきやすい点

ショッピングモールは、屋根のある場所で買い物・食事・休憩をまとめて済ませやすく、授乳室やおむつ替えの場所、ベビーカーの貸し出しなどのサービスを案内している施設も多くあります。雨の日や暑い日、寒い日でも行きやすいのが大きな利点です。

一方で、敷地が広く、目的の店と授乳室が離れていることがあります。休日やセールの日は人が多く、エレベーターや授乳室を待つ時間が長くなることもあります。便利な場所だからこそ、「どこに何があるか」「いつ行くか」を先に決めておくと、当日の負担が大きく変わります。

出発前に公式サイトで確かめること

多くの施設は、公式サイトに「フロアガイド」「館内サービス」「アクセス・駐車場」などのページを設けています。スマートフォンで見られるようにしておくと、当日も確かめられます。

館内サービスとフロアマップ

  • 授乳室の場所、数、利用できる時間
  • 授乳室に給湯設備や調乳用のお湯があるか
  • おむつ替えの台がある場所(女性用・男性用・多目的トイレ)
  • 男性も入れるベビー休憩スペースがあるか
  • ベビーカーの貸し出しの有無、対象の月齢や体重、貸し出し場所
  • エレベーターの位置と数
  • 休憩できるベンチ、キッズスペース、フードコートの位置
  • インフォメーション(案内所)の場所

駐車場と入口の位置

車で行く場合は、エレベーターに近い駐車エリアや、子ども連れ向けの駐車スペースを案内しているかを確かめます。専用スペースの利用条件は施設によって異なるため、公式の案内に従ってください。

電車やバスで行く場合は、駅やバス停から段差の少ない入口と、その入口からエレベーターまでの道順を見ておくと、ベビーカーでも迷いにくくなります。

営業時間とイベントの予定

館内の専門店、フードコート、授乳室は、それぞれ利用できる時間が違うことがあります。また、イベントやセールの日は普段より混み合う可能性があります。公式サイトのお知らせやイベント情報も、出発前にひととおり見ておきましょう。

時間帯を選び、回る順番を決める

同じ施設でも、行く時間帯によって過ごしやすさは変わります。次の表は、一般的に考えられる時間帯ごとの特徴と、赤ちゃん連れで気をつけたい点をまとめた目安です。実際の混み方は施設や曜日、季節によって違うので、何度か行って自分の行き先の傾向をつかんでください。

時間帯ごとの特徴と注意点(目安)
時間帯よくある様子赤ちゃん連れで気をつけたいこと
開店直後 比較的人が少なく、駐車場やエレベーターにも余裕があることが多い 開店前に着くと待つ場所がない場合も。フードコートや一部の店は開店時間が遅いことがある
お昼前後 食事をする人でフードコートや飲食店が混みやすい 授乳や食事の時間と重なりやすい。早めか遅めにずらして席を確保する
午後 休日は人が増えやすい。平日は比較的落ち着くこともある お昼寝の時間と重なりやすい。ベビーカーで眠れるように静かな場所を探しておく
夕方以降 仕事帰りや学校帰りの人が増えることがある 帰り道の電車やバス、道路も混みやすい。帰る時間を逆算して切り上げる

いちばん済ませたい用事から回る

赤ちゃんの機嫌は途中で変わることがあります。必ず済ませたい買い物を最初に回り、ほかの店は「余裕があれば」にしておくと、途中で帰ることになっても目的は果たせます。重いものやかさばるものは、帰る直前に買うと持ち歩く時間が短くなります。

休憩を予定に組み込む

「着いたらまず授乳室の場所を確かめる」「1時間に1回はベンチで休む」など、休憩をあらかじめ予定に入れておきます。授乳室が混んでいる場合に備えて、第2候補の場所も決めておくと安心です。

半日の回り方メモの例

10:00 到着。エレベーター近くの駐車場へ。授乳室の場所を確認

10:15 子ども服の店(いちばんの用事)

11:00 授乳室で授乳・おむつ替え(混んでいたら2階の休憩室)

11:30 少し早めにフードコートで昼食

12:15 食料品を買って帰る。眠そうならここで切り上げる

館内の移動:エレベーター・ベビーカー・カート

広い館内では移動の回数が増えます。階を移るときの手段と、ベビーカーやカートの使い方を決めておくと、慌てずに済みます。

あわせて読みたいベビーカーで買い物に行くコツ|安全な荷物の載せ方と店内・帰り道の動き方

ベビーカーのときはエレベーターを使う

消費者庁は、ベビーカーやカートなどはエレベーターを利用するよう呼びかけています。国土交通省が定めたベビーカーマークには、ベビーカーで利用できる場所を示すマークと、エスカレーターなど使用を禁止する場所を示すマークがあります。館内の表示も確かめましょう。

休日はエレベーターが混み、何台か待つこともあります。移動する階をまとめて往復の回数を減らす、エレベーターの近くの店から回るなど、動線を工夫すると待ち時間を減らせます。

貸し出しのベビーカーやカートを使うとき

施設で貸し出しているベビーカーや子ども用の座席つきカートを使う場合は、対象の月齢や体重などの利用条件と、使い方の表示を確かめます。シートベルトがあれば締め、子どもを立たせないようにしましょう。

貸し出しのベビーカーやカートは多くの人が使うものなので、使う前に座席やベルトが汚れていないか、壊れているところがないかを見ておくと安心です。気になる点があれば、別のものに替えてもらえないか貸し出し場所で相談してみましょう。

自分のベビーカーを車に置いて貸し出しのものを使うと、車の乗り降りが楽になる場合があります。一方で、赤ちゃんが慣れていない、返却場所まで戻る必要があるなどの面もあるので、その日の予定に合わせて選んでください。

迷わないための目印

広い施設では、駐車した場所や入った入口を忘れやすくなります。駐車場の区画番号や入口の名前をスマートフォンで撮っておく、フロアマップの画面を保存しておくなどしておくと、帰りに迷わずに済みます。

車で行くときの駐車場での注意

車で行くと荷物を気にせず買い物ができる一方、駐車場は車の出入りが多く、赤ちゃんと荷物を同時に扱う場面が続きます。乗り降りの手順を決めておきましょう。

チャイルドシートを正しく使う

警察庁によると、6歳未満の子どもを車に乗せるときは、チャイルドシートを使用しなければならないとされています。駐車場内の短い移動でも、取扱説明書に沿って取り付け・着座させてから車を動かしましょう。

短い時間でも、車内に子どもだけを残さない

こども家庭庁は、自家用車の中にこどもだけを残さないこと、短時間であっても車内をこどもだけにしないこと、降ろし忘れに注意することを呼びかけています。「眠っているから」「すぐ戻るから」という場面でも、赤ちゃんと一緒に移動してください。

乗り降りと荷物の積み込みの順番

  • 到着したら、先に荷物やベビーカーを出して準備し、最後に赤ちゃんを降ろす
  • 帰りは、先に赤ちゃんをチャイルドシートに乗せてから、荷物を積む
  • ベビーカーを開いたり畳んだりするときは、そばに子どもがいないことを確かめる(消費者庁の呼びかけより)
  • できるだけ車の出入りが少ない側で乗り降りする

授乳・おむつ替え・食事の時間の過ごし方

モールでの滞在時間が長くなると、授乳やおむつ替え、食事が必ず入ってきます。場所だけでなく、「いつ」「どこで」をあらかじめ考えておくと落ち着いて過ごせます。

あわせて読みたい授乳室・おむつ替えの場所の探し方|出発前の調べ方と見つからないときの対処 あわせて読みたい子連れのお出かけで休憩できる場所|候補の見つけ方と休む時間の組み立て方

授乳室が混んでいるとき

休日の昼前後は授乳室が混み、待つことがあります。お腹がすいて泣き出す前に、少し早めに向かうと待ち時間があっても落ち着いて過ごせます。別の階の授乳室や、ベビー休憩スペースの場所も合わせて調べておきましょう。

フードコートで過ごすとき

ピークの時間を少しずらすと、ベビーカーを横に置ける席や、通路から離れた席を見つけやすくなります。子ども用の椅子の貸し出しや、離乳食の持ち込みについての決まりは施設ごとに異なるので、案内の表示やスタッフに確かめてください。

熱い料理や飲み物は、赤ちゃんの手が届かない位置に置きます。席を確保するときも、赤ちゃんと荷物から目を離さないようにしましょう。

手が足りないときの頼り方

レジに並ぶ間、試着をする間、荷物を車に運ぶ間など、ほんの少し手が足りない場面があります。ひとりで抱え込まず、頼れる先をいくつか持っておくと気持ちが楽になります。

施設のインフォメーションやお店のスタッフに声をかけると、案内や荷物の取り置きなど、できる範囲で相談に乗ってもらえる場合があります。対応できる内容は施設によって違うので、困っていることを具体的に伝えてみましょう。

スタッフへの伝え方の例

「赤ちゃんを抱っこしていて袋を持ちきれないので、少しの間ここに置かせてもらえますか」

「ベビーカーで上の階に行きたいのですが、いちばん近いエレベーターはどこですか」

「授乳室が混んでいるので、ほかに授乳できる場所があれば教えてください」

家族や友人と一緒に行けるときは、役割を分けておくと動きやすくなります。だっこのわは、抱っこや育児を手伝ってほしい親と手伝いたい地域の人をつなぐアプリとして公開の準備を進めており、親がその場にいる短時間のお手伝いを中心に考えています。いまは実際の依頼には使えません。また、特定の施設と提携しているものではありません。

あわせて読みたい育児を手伝ってほしいとき|頼む相手の選び方とお願いを整理する7項目 あわせて読みたい抱っこを少し代わってほしいとき|親がそばにいるお願いの頼み方と伝える内容

よくある質問

ショッピングモールに赤ちゃんと行くなら、何時ごろがよいですか?

一般的には開店直後が比較的すいていることが多いですが、施設や曜日によって違います。赤ちゃんの授乳やお昼寝の時間とも合わせて、混雑しやすいお昼前後を少しずらす計画を立ててみてください。

ベビーカーでエスカレーターに乗ってもいいですか?

消費者庁は、ベビーカーやカートはエレベーターを利用するよう呼びかけています。国土交通省のベビーカーマークにも、エスカレーターなどベビーカーの使用を禁止する場所を示すマークがあります。エレベーターを使いましょう。

男性でも授乳室やおむつ替えの場所を使えますか?

施設によって異なります。男女共用のベビー休憩スペースや、男性トイレ・多目的トイレにおむつ替えの台を設けている施設もあります。公式サイトの館内サービスで確かめるか、インフォメーションに問い合わせてください。

眠っている赤ちゃんを車に残して、少しだけ買い物に行ってもいいですか?

やめてください。こども家庭庁は、短時間であっても車内をこどもだけにしないよう呼びかけています。眠っていても一緒に降ろし、抱っこひもやベビーカーで移動しましょう。

ベビーカーを持っていなくても大丈夫ですか?

ベビーカーの貸し出しをしている施設もあります。ただし台数や対象の月齢、利用条件は施設ごとに違うため、公式サイトで確かめ、抱っこひもも用意しておくと安心です。

まとめ

  • 授乳室・おむつ替え・エレベーター・駐車場の位置を、公式サイトで出発前に確かめる
  • 混雑しやすい時間をずらし、いちばん済ませたい用事から回る。休憩も予定に入れる
  • ベビーカーのときはエスカレーターを使わず、エレベーターを使う
  • チャイルドシートを使い、短い時間でも車内に子どもだけを残さない
  • 手が足りないときは、スタッフや家族に具体的に伝えて頼る
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